グループ学習「コードネーム」

2024.7.10 レッスンアイディア, グループレッスン, オリジナルレッスン教材

コードネームって必要なの?

クラシックを教えるピアノ教室で「コードネーム」を教える教室がいくつあるんだろう?

言い換えると
コードネームって必要?

と思ってらっしゃる先生もいらっしゃるかも。

長年(40年くらい)
コードネームが必要な「現場」で仕事をして来たから言えるのですが
楽譜が読めて
コードネームで演奏できると
二刀流になった気分で音楽の世界が広がります♪

これに
即興の「センス」が加わると「鬼に金棒」!!

音楽の世界が広がるだけじゃなく
「仕事」として生かせ
きっと演奏の場も増えることでしょう✨

残念ながら私はセンスゼロ😅

特定のお仕事しか
(ブライダルとか、歌伴とか、バンドの演奏とか)
できませんでした。

 

という経緯もあり
私は14歳の時に、フォーク好きなだった兄の影響でコードネームに出会い
以来、音楽の世界がクラシックだけにとどまらず
グングング~~~ンと広がり
音楽を楽しんでます♪

 

いまどき
生徒のみんなに
「好きな曲、どんな曲弾きたい?」って尋ねたら
9割以上ポップスを答えますよね?
(Kpopとかいまどきのミュージシャンが分からない💦)

私は「音楽が好き」な気持ちを
曲のジャンルが違うからって
そこで止めたくないので
機会がある度に生徒の好きな曲リクエストをレッスンしています。

そんなポップスの楽譜に書いてあるのが
コードネームなんですね。

好きなのに
楽譜の「音符」に振り回されて
「ひきたくな~~~い😭💦」ってならないよう
事前にコードネームを教えておくと
ちょっとしたアレンジで
あら不思議😲
弾けるようななるではありませんか~💓

と言うことで
コードネームが理解できると
音楽の世界がグング~~~ンと広がるので
レッスンやグループ学習にガンガン取り入れています。

 

グループ学習「コードネーム2024」

コードネームの教え方については
別ブログの
「コードネームの大きな壁」
「コードネームをレッスンに取り入れる」vol.2
「コードネームをレッスンに取り入れる」voi.1
などに配信していますので
お時間ある時ご覧ください♪

今回は
日曜日に行ったグループ学習の詳細をupします♪

先ず準備する物
・コードネームカード
(メジャーとマイナー、14枚)
・カタカナ音名カード+#、♭カード
・コードの書いてある任意の曲

カードの表

 

カードの裏

これに任意の曲の楽譜
著作権があるので一部分だけupしますね。

こんな感じで、こども達が知っているメロ譜にコード、それも7thやonコードなしを記載しました。

 

➀グループ分け

グループ学習で大切なのがグループ分けです。
事前にwebで参加者を募集するので
誰/何人
と分かっているので
こちらでカリキュラムを考えながら分けます。

今回はひとグループ3人ずつ。
(三和音の学習なので)

それともひとつ大切なのが
グループリーダーを決めておくこと☝

バラバラの意見をまとめたり統率したり
ひとり決めておくだけで
統制が取れます。

②進行と事前準備

これが大変な作業なんです😓

進行は
1.今回の目標を決める
2.60分で収まるようにザックリと流れを決める
3.必要なものを書き出す

先ずは大きなメモ用紙に📝
上記を走り書きします。
つけ足したり消したりの繰り返しで
おおよその進行が決まります。

それができたら
進行に合わせて
パワーポイントに
画像や説明など
1面1面作成します。

今回の「コード」はコードカードを1枚づつ貼り付けた
と言うのもあり
全100ページになりました😲

こんな感じ👇

3和音レンジャーと4和音レンジャーは好評でした(笑)

 

今回の学習のねらいは4つ
・コードネームって何?の理解
・14個のメジャーとマイナー音を覚える
・ベース音を覚える
・ベース音で曲を弾く

それを全員で覚えたり
グループ対戦にしたり
まぁ、こども達って対戦大好きですよね(笑)

例えば
コード「C」の音は?
ってグループ対抗でお題を出すでしょう?

今回は3人でひとグループだから
1人ずつ「ド」と「ミ」と「ソ」のカードを選んでカードをの手を挙げ
その後は大切☝
グループごとに置いてある
ベル―ハーモニを「チーン」と鳴らします。

グループの色分けごとにベルハーモニー🔔を置いてるから
それぞれ音が異なるんです。

全グループがほぼ同時に
チーンって鳴らしても
ドミファソ♪って聞こえたら
「ド」の🔔グループが1番にカードを揃えたってことになり
ソミファドって聞こえたら
「ソ」の🔔グループが1番にカードを揃えたことになるので
ほぼ同時に🔔が鳴っても
どのグループが1番だったか分かるんです☝

中々良いアイデアなんですが
講師側の聴音力が必要です(苦笑)

 

コードネームって何を教えればよいの?

さて、ここがピアノの先生方が1番知りたいことだと思います。

市販のテキストがたくさん出ている中
残念ながら私の教え方と同じテキストは1冊もないです😥

じゃ教え方が間違っているんじゃないの?
っと何度も自問自答したけど
40年間、コードネームを使う仕事の現場で携わって来て分かったのは

C=ドミソじゃないよ

ってことなんです。

でも!市販のテキストにはCはドミソって、丁寧に音符迄指定して書いてありますよね?

私が思うコードネームは
もっと自由で
音符を自由に組み合わせてハーモニーを奏でる
魔法の記号のようなもの
だと思っています。

またそのように生徒にも伝えています。

実際
色んな現場(仕事場)で
五線譜にコードネームしか書いてない譜面を演奏することが当たり前でした。

なので
Ⅽ=ドミソで弾いている方なんていません。
Ⅽはドとミとソの音でできたハーモニーとして
センス良くアレンジされちます✨

もっと厳密に言うと
ベース担当の方がいる場合は
ベース音「ド」は省いて演奏することも。

私もクラシック畑なので
ドミソ、ドファラ、シレソって習って来ましたが
それは、あくまでも「和音」

コードネームのハーモニーは
もっと自由でOKなのでは?と思っています。

ただこども達にこの「自由」を教えるのはとても難しいうえ
C=ドミソと言う固定概念は持ってほしくない。

そこで考えたのが
私独自のこのコードカード👇なんですね

このカードを使って覚えるときは

「コ~ドC、ベース音ド~、ドとミとソ~」
「コ~ドCm、ベース音ド~、ドとミ♭とソ~」

と歌いながら覚えます♪

 

そうなんです。
コードに大切なベース音も必ず教えます。

 

コードネームのまとめ

長々と書きましたが
まとめると

コードネームは必要
だと思う。

コードネームは
音符を自由に組み合わせてハーモニーを奏でる魔法の記号
だと思っている

コードネームと一緒に
ベース音も教える方が良い
と思っている。

 

全て「思っている」と気弱な書き方したのは
教える側が決めることで
「絶対こうだよ!」と言う押しつけではないので😅

先日のグループ学習「コードネーム」を
1分のyou tubeまとめています👇
グループ学習「コード2024」

 

最後に
コードネームをレッスンに取り入れることや
グループ学習で尋ねたいことがございましたら
下記フォームよりご送信下さい。

 

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