コードネームって必要なの?
クラシックを教えるピアノ教室で「コードネーム」を教える教室がいくつあるんだろう?
言い換えると
コードネームって必要?
と思ってらっしゃる先生もいらっしゃるかも。
長年(40年くらい)
コードネームが必要な「現場」で仕事をして来たから言えるのですが
楽譜が読めて
コードネームで演奏できると
二刀流になった気分で音楽の世界が広がります♪
これに
即興の「センス」が加わると「鬼に金棒」!!
音楽の世界が広がるだけじゃなく
「仕事」として生かせ
きっと演奏の場も増えることでしょう✨
残念ながら私はセンスゼロ😅
特定のお仕事しか
(ブライダルとか、歌伴とか、バンドの演奏とか)
できませんでした。
という経緯もあり
私は14歳の時に、フォーク好きなだった兄の影響でコードネームに出会い
以来、音楽の世界がクラシックだけにとどまらず
グングング~~~ンと広がり
音楽を楽しんでます♪
いまどき
生徒のみんなに
「好きな曲、どんな曲弾きたい?」って尋ねたら
9割以上ポップスを答えますよね?
(Kpopとかいまどきのミュージシャンが分からない💦)
私は「音楽が好き」な気持ちを
曲のジャンルが違うからって
そこで止めたくないので
機会がある度に生徒の好きな曲リクエストをレッスンしています。
そんなポップスの楽譜に書いてあるのが
コードネームなんですね。
好きなのに
楽譜の「音符」に振り回されて
「ひきたくな~~~い😭💦」ってならないよう
事前にコードネームを教えておくと
ちょっとしたアレンジで
あら不思議😲
弾けるようななるではありませんか~💓
と言うことで
コードネームが理解できると
音楽の世界がグング~~~ンと広がるので
レッスンやグループ学習にガンガン取り入れています。
グループ学習「コードネーム2024」
コードネームの教え方については
別ブログの
・「コードネームの大きな壁」
・「コードネームをレッスンに取り入れる」vol.2
・「コードネームをレッスンに取り入れる」voi.1
などに配信していますので
お時間ある時ご覧ください♪
今回は
日曜日に行ったグループ学習の詳細をupします♪
先ず準備する物
・コードネームカード
(メジャーとマイナー、14枚)
・カタカナ音名カード+#、♭カード
・コードの書いてある任意の曲
カードの表
カードの裏
これに任意の曲の楽譜
著作権があるので一部分だけupしますね。
こんな感じで、こども達が知っているメロ譜にコード、それも7thやonコードなしを記載しました。
➀グループ分け
グループ学習で大切なのがグループ分けです。
事前にwebで参加者を募集するので
誰/何人
と分かっているので
こちらでカリキュラムを考えながら分けます。
今回はひとグループ3人ずつ。
(三和音の学習なので)
それともひとつ大切なのが
グループリーダーを決めておくこと☝
バラバラの意見をまとめたり統率したり
ひとり決めておくだけで
統制が取れます。
②進行と事前準備
これが大変な作業なんです😓
進行は
1.今回の目標を決める
2.60分で収まるようにザックリと流れを決める
3.必要なものを書き出す
先ずは大きなメモ用紙に📝
上記を走り書きします。
つけ足したり消したりの繰り返しで
おおよその進行が決まります。
それができたら
進行に合わせて
パワーポイントに
画像や説明など
1面1面作成します。
今回の「コード」はコードカードを1枚づつ貼り付けた
と言うのもあり
全100ページになりました😲
こんな感じ👇
3和音レンジャーと4和音レンジャーは好評でした(笑)
今回の学習のねらいは4つ
・コードネームって何?の理解
・14個のメジャーとマイナー音を覚える
・ベース音を覚える
・ベース音で曲を弾く
それを全員で覚えたり
グループ対戦にしたり
まぁ、こども達って対戦大好きですよね(笑)
例えば
コード「C」の音は?
ってグループ対抗でお題を出すでしょう?
今回は3人でひとグループだから
1人ずつ「ド」と「ミ」と「ソ」のカードを選んでカードをの手を挙げ
その後は大切☝
グループごとに置いてある
ベル―ハーモニを「チーン」と鳴らします。
グループの色分けごとにベルハーモニー🔔を置いてるから
それぞれ音が異なるんです。
全グループがほぼ同時に
チーンって鳴らしても
ドミファソ♪って聞こえたら
「ド」の🔔グループが1番にカードを揃えたってことになり
ソミファドって聞こえたら
「ソ」の🔔グループが1番にカードを揃えたことになるので
ほぼ同時に🔔が鳴っても
どのグループが1番だったか分かるんです☝
中々良いアイデアなんですが
講師側の聴音力が必要です(苦笑)
コードネームって何を教えればよいの?
さて、ここがピアノの先生方が1番知りたいことだと思います。
市販のテキストがたくさん出ている中
残念ながら私の教え方と同じテキストは1冊もないです😥
じゃ教え方が間違っているんじゃないの?
っと何度も自問自答したけど
40年間、コードネームを使う仕事の現場で携わって来て分かったのは
C=ドミソじゃないよ
ってことなんです。
でも!市販のテキストにはCはドミソって、丁寧に音符迄指定して書いてありますよね?
私が思うコードネームは
もっと自由で
音符を自由に組み合わせてハーモニーを奏でる
魔法の記号のようなものだと思っています。
またそのように生徒にも伝えています。
実際
色んな現場(仕事場)で
五線譜にコードネームしか書いてない譜面を演奏することが当たり前でした。
なので
Ⅽ=ドミソで弾いている方なんていません。
Ⅽはドとミとソの音でできたハーモニーとして
センス良くアレンジされちます✨
もっと厳密に言うと
ベース担当の方がいる場合は
ベース音「ド」は省いて演奏することも。
私もクラシック畑なので
ドミソ、ドファラ、シレソって習って来ましたが
それは、あくまでも「和音」
コードネームのハーモニーは
もっと自由でOKなのでは?と思っています。
ただこども達にこの「自由」を教えるのはとても難しいうえ
C=ドミソと言う固定概念は持ってほしくない。
そこで考えたのが
私独自のこのコードカード👇なんですね
このカードを使って覚えるときは
「コ~ドC、ベース音ド~、ドとミとソ~」
「コ~ドCm、ベース音ド~、ドとミ♭とソ~」
と歌いながら覚えます♪
そうなんです。
コードに大切なベース音も必ず教えます。
コードネームのまとめ
長々と書きましたが
まとめると
コードネームは必要
だと思う。
コードネームは
音符を自由に組み合わせてハーモニーを奏でる魔法の記号
だと思っている
コードネームと一緒に
ベース音も教える方が良い
と思っている。
全て「思っている」と気弱な書き方したのは
教える側が決めることで
「絶対こうだよ!」と言う押しつけではないので😅
先日のグループ学習「コードネーム」を
1分のyou tubeまとめています👇
グループ学習「コード2024」
最後に
コードネームをレッスンに取り入れることや
グループ学習で尋ねたいことがございましたら
下記フォームよりご送信下さい。
レッスンアイディア, グループレッスン, オリジナルレッスン教材
2024.7.10
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