私がコードネームに出会ったのは14歳のとき。
ピアノではなく、当時流行っていたフォークギターを使い「こことここを押さえたら、ラとドとミになるからAm…。ふ~ん」
てな具合😊
その後、ピアノでもコードネームを使うと音楽の世界がどんどん広がっていくことに感動❣
コードを使った仕事も増え、自分自身も楽譜にとらわれず自由な発想で弾くことに音楽の楽しみを覚えました😍
その経験からコードネームは、音符や楽譜がなくても、自分のセンスで自由にアレンジすることができる「魔法の記号」だと確信しました!(笑)。
そんな自由な発想で、音楽の世界を広げてくれる魔法のような記号「コードネーム」があるんだよ~ってことをこども達にも知ってもらいたくて、いつも使っている(基本の)楽譜を使い、レッスンに取り入れるようになりました。
で、昨日
「こんなコードレッスンしてます♪」と言うお話を、オンラインを使って5人のピアノの先生に致しました♡
コードネームをレッスンに取り入れる
普段使いのいったいどこで
どんな風に取り入れてるかと言うと、
私の場合、バーナムを使っているので
ミニブック(紫)の16ページ9番
👇
そこ😳!?
そんなところ?
って感じですが
ハイ、ここです✌
バーナムを使っていない先生方も「ドとミとソ~」って曲、ありますよね?
そこにきたらその和音だけではもったいない!
① 片手、又は両手でドとミとソを1音ずつ、そのあと三音合せたドミソを弾きます。
右手が1、3、5、左手が5,3,1の指を使っていることをしっかりと確認して下さいね。
ときどき、「え?その指😳?」って生徒がいるので(笑)
②ドとミとソの1音ずつと、三音合せたドミソの次は、(2度上の)レとファとラへ移動です。
このとき手のフォームを変えずに「お隣りへお引越し」と声掛けします。
その後も同じように、〇と〇と〇の音と、三和音を順次(ゆっくり)上がって、シとレとファまで白鍵だけで(☚これ大切)音符を歌いながら全7種弾きます。
私のコードレッスンはこの白鍵弾きから始めます。
この時まだコードネームの「C」とか「Dm」とか、[Bm-5]の呼称で言いません🙅
あくまでも「〇と〇と〇」と言い方で弾きます。
白鍵だけの移動なので、手の小さな子供もまだ習いたての子も、ハードルが低くすんなりと三和音が身に付きます。
とにかく「〇と〇と〇」&三和音に慣れさせる。
ここがコードレッスンのスタート地点です☝
と言いながら
その前に「ベースの1音アンサンブル~♪」って言うのがあるけど😅
それからテキストもグングングンと進み、ここ👇で次のステップに入ります。
オレンジバーナムP20、2番~
そう!コードで欠かすことのできないメジャーとマイナーです!
残念ながらバーナムはハ長調とハ短調だけ😟💦
そんなのもったいな〜い!
せっかくメジャーとマイナーを教えられる絶好のチャンスなのにね~。
と言うことで、このページをの2~9番までを使い、
7つの長調と短調の5指ポジションスケールと、7つのメジャーマイナーコードを全部ここで弾かせ
一気に14個のダイヤトニックコード(基本の🍡和音)を覚えます👍
でもどうやって???
ハイ♡
この―カードで~♡
晴れの日メジャーカードと、雨の日マイナーカード
①7種の三和音を1種ずつ弾きながらカードを見せながら
「この和音(コード)はどっちの響きだと思う」と聞きます。
②このときできるだけ、生徒が感じる言葉に耳を傾け「明」メジャーと「暗」マイナーの言葉に繋がる言葉掛けをします。
生徒は必ずしも「明るい」「暗い」とは言わないし、「明」「暗」の区別が使に生徒もいます。
だから
「ね、ね、この和音どんな感じに聞こえる?3つの音じゃ分かりにくいから、ドとミ♭とソの音をいっぱい弾くね♪ ね、何かさ、カードの絵みたいに雨降って外に遊びに行けなくてつまんない感じ 雨で体育のドッジボールも中止になってちょっと悲しいとか? どう思う?
って、マイナーひとつにこれくらい想像力を膨らませます😅
それでも「マイナー」のイメージが分からないときは、メジャーと聴き比べです。
比べて聴くと、殆どの生徒がメジャーとマイナーの響きの違いに気が付きます。
と言うことで、
聞こえるイメージを膨らませる「言葉掛け」も大切なポイントかも☝
いっぱ~~~い端折ってるけど、だいたいこんな感じで、14個の和音(コード)を聴き比べ&弾き比べしながらメジャーとマイナーを一気に覚えてます♪
☀️☔️絵カードを使いながら、メジャーコードとマイナーコードの聴き比べができるようになったら、いよいよコードカードの登場です(ジャン♪)
私のコードネームカードはちょっと特殊
こっちが裏👇
そしてこっちが表👇
ピアノの先生にはあるまじき、かたかなドレミで表記します😅
多分この段階で、無理~💦
音符じゃないなんて、音楽じゃな~い😤
って怒ってある先生はいないと思うけど(いない?)、レッスンで使いたくないって先生は多いかも。
先に、コードネームのお話をさせて下さいね。
コードネーム、例えば「C」とは、
ドとミとソの音の組み合わせで出来た音のハーモニーです。
ドミソで弾いても、ドドドミソソって弾いても、ピアノの鍵盤全てのドとミとソを自由に奏でれば、それはそれで立派な「C」コードです。
中央ドミソ表記の和音カードで、この場所がドミソ=Cですよって書いてあると、それ以外の場所の和音も、ドとミとソの他の音の組み合わせで弾く和音も弾けなくなってしまします。
つまり、本来コードネームが持っている「自由な発想で弾けるハーモニー」から離れてしまいます。
長年、バンドの仕事でコードで演奏することから得た、私なりの解釈です。
それを、こども達のレッスンに取り入れるには自由な発想で弾けるこのカードが良いかな~、と思ってレッスンに取り入れてます♪
さて、こんな感じで
メジャーコードC D E F G A B
マイナーコードCm Dm Em Fm Gm Am Bm
14枚のコードカードが揃ったら、カードを見ながら計14個を一気に教えます。
(弾きますが正しいかも)
①[C]カードと☀️カードを見ながら、ドとミとソと歌いながらドミソの和音を弾きます。
次がポイント☝️
3の指に魔法をかける呪文を唱え(任意)、第3音を変化させ(この場合ミに♭)
すかさず[Cm]のカードを見せます。
「C」カードの隣に並べると対比ができて良いですよ。
②メジャーとマイナーの響きの変化に気がつたら、明るい和音を「メジャー」、くらい響きの和音を「マイナー」と伝えましょう。
って言わなくても、もう生徒は理解してますね😅
生徒が弾けそうだったら弾かせます。
その際、第3音の3の指が常に黒鍵や白鍵に変化していることを意識させて下さい。
👆これ大切
こんな感じで、メジャーとマイナー14個のコードを弾き比べ、聴き比べながらコードの名前、つまりコードネームをおぼえてゆきます。
ふしぎなカードにいち早く気付く生徒は、ここで転回(ヴォイッシング)にも挑戦できます。
カードを右回りに読みながらドミソ、ミソド、ソドミ、って感じでで。
時には1本指で、鍵盤88鍵の中から「ドとミとソ」だけ選んで、2の指だけで弾く、1本指「C」コード即興~♪って言うのもします😁
1本指(2の指)なのでハードルが低く、小さな生徒でも結構弾けます👆
その時は、必ずC、Am、C7、Emなど、Cコードに合うコードでと併せてアンサンブルします♪
ここでも随分端折ってますが
コードを教えているとき、私が一番大切にしているのが
「ドミソ」ではなく「ドとミとソ」、つまり3つの音と音の組み合わせで教えることです。
将来、こども達が自由な音の組み合わせで(ヴォイッシング=展開型)演奏ができるよう名教え方をしています。
上にも書きましたが、
転回型(ヴォイッシング)もコードカードを使いバーナム・ピンクのP20、8番でレッスンしています♪
今日のレジュメにも👇
『好きな曲なのに、「右手であっちを弾いたりこっちを弾いたり、弾きにくいよね~」と生徒の興味が薄れる前に…、「弾きやすい方法があるけど知りたくな~い!?」と生徒の好奇心を刺激してみましょう。
講師「C(ドミソ)のあとのG(ソシレ)が、Cのすぐそばにあったら弾きやすいと思わない?」
生徒「思う!!」
これこそ自由な発想でコードネームを弾く「転回型」の始まりです。』
と記してます。
このまま書き続けると永遠と続きそうなので😅、一旦ここで止めますが、こんな感じのお話を、今日オンラインでピアノの先生方にしました。
最後に、
自由な発想で「音」と「音」を組み合わせることができる転回型(ヴォイッシング)を教えておくと、きっと将来、生徒自身のセンスと感性で自由にアレンジすることができるようになるよ~。
と言うことをひつこくお話しした120分でした😊
コードをレッスンに取り入れる、のまとめ
終了後のアンケート結果です📝
(と言っても5名ですが😅)
Q.どんな話に興味を持ちましたか?
先生の導入方法は、いつもハードルが下げてあり(ひらがなから導入)、さらに、変身!と興味を持たせられるようになっていること、独自テキストの分かりやすさ。
Q.日ごろ疑問に思っている「コード」について、お尋ねになりたいことをご自由にお書きください。
自分自身、コードだけの演奏が苦手なので、あまり深くコードについて考えた事がなかった、というのが正直な所です。 指導者がこのような感じなので、生徒さんに、コードでの演奏を求めたレッスンはこれまでやれていません。 今後、覚えてもらったコードネームを、実際に楽譜の中で見つけ、演奏に取り入れて行く過程で、疑問が浮かぶかと思うので、その時はまたよろしくおねがいします。
(今日の資料)全て興味があります。 コードを教えて、実際にどう活かしていくのか、実践にまで繋げていく方法を知りたいです。例えば、保育士を目指す子には、メロディ譜を見て、伴奏をつけながら弾き歌いとか、JPOPを弾きたい子には、難しい楽譜からコードを頼りに音を省く、または簡単な楽譜から音を増やす、ことまで教えたいのですが、道筋がまだ描けていません。
今はありません。
Ⅴ とⅤ7の使い分けをわかりやすく生徒さんに教えるには? 7thコードの事?『ドラえもんのドア』とても楽しい表現だと思いましたが、どのように生徒さんに教えていくとよいのでしょうか?
コードはどう進んでよいのかがわかりません
今回のセミナーで思ったこと、感じたこと、ご意見など自由にご意見をお聞かせください。
以前に頂いていた7つの山登りのおかげで、各山の、長短調のスケールと和音を楽しくお稽古できているので、感謝です。 そこでドイツ語とコードネームも一緒に学んでいるのですが、せっかく覚えたコードーネームを、実践で使わせるレッスンを展開できていないので、早速昨日からはじめました。 刺激やアイデアをいただいて、本当に有り難いです♪
先生のレッスンでの工夫に、毎回画面向こうから拍手を送っています。 理論からではなく、耳から聴いた感じから、メージャーマイナーを理解させていくこと、 まず白鍵で三和音を作ることでハードルが一気に下がること カタカナまたはひらがなで、コードの構成を学ぶことで、転回形が簡単に感じられること、 トトロなど身近な曲で移調を体験する楽しさ、 子供達にいかに学びを簡単に感じさせるかの工夫が満載で、素晴らしいです。 コードを教えて欲しい子がいたので、すぐに講座当日のレッスンから教えて頂いた内容を使わせて頂きました。教え方の道筋が見えなかったのと、いかに分かりやすく教えるのかが分からなかったので、感謝でいっぱいです。講座の復習をしないままレッスンしてしまったので、これからじっくり復習していきます。
この講座に続きはありますか?
先生、導入レッスンの小物も、コードの小物(カード類)もささっと出してこられますが、レッスン室にどのように収納されているのですか?
長年にわたる木下先生の、音楽と生徒さんに対する真摯な思いの中から生まれたレッスンノウハウの数々を、無料であのように公開して下さり、資料を読ませて頂いた段階からただただ感激でした。本当にありがとうございました。 早速昨日のレッスンから取り入れさせて頂きましたが、異常に張り切っている私に、生徒さんはきっと変に思っただろうなと思います。 またセミナーをなさる時には是非受講させて下さい。そして是非有料になさって下さい。よろしくお願い申し上げます。
コードをレッスンに取り入れる事を特別な事の様に思いがちでしたが、導入期から無理なくポイントで取り入れていかれる木下先生のお話を伺いながら、とても楽しくなりました。楽しいカードやワーク、 私も使ってレッスンしたいです!! 子供たちも楽しく興味をもってくれそうです。 一本指の1音アンサンブル、感動でした。 こうして段階的にポイントでコードのレッスンを 取り入れていけるようにレッスンを見直し実践していきたいと思いました。 そして今日の参加者の先生方が使っているテキストからレッスンに使える曲と具体的なレッスン方法をお話して下さる先生のお姿に感動でした。 今日は本当にありがとうございました。
コードについて、教える(教わる)流れがわかったとても分かりやすいセミナーでした。
~以上~
皆さんのご意見をしっかり受け止め、子供達の未来につながる学びを広げたいと思います!
と、良いところばかり書きましたが、セミナーと言うにはまだまだ足りないものだらけ😂
事前に添付した資料も字の間違い多数😭
あれやこれや何やかんやと言葉足らずの資料に猛反省!!😓
その日の夜ガッツリ作り直し、再添付させて頂きました。
今後そのようなことがないよう、どっぷり反省する模擬セミナーでした(^^♪
コードをレッスンに取り入れてみたい♡と思ってらっしゃる先生、先ずは下記フォームよりお気軽にお問い合わせ下さい♪
ピアノレッスン, レッスンアイディア, オンラインレッスン, オリジナルレッスン教材, セミナー
2021.6.22
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