「その1」の続き。
今回はプログラムや生徒紹介冊子など、発表会のソフト面についてです。
と、その前に。
企業に頼まない個人のピアノの先生の発表会は、パソコンはもちろん、プリンターは必須ですよね☝️
1980年代。
まだひよこ先生だった頃、パソコンなんてもちろんないから、プログラムは楽器店を通して印刷屋に頼んでました。
楽器店の名前を入れると安くなる、と言うことで
それでも当時、100部で2~3万くらいかかっていたんじゃないかな〜😲
当時の物価を考えるとかなりの額ですよね?
教え初めて4〜5年頃ワープロを購入。
(ワープロという言葉で時代がバレる😅)
作成する文章の液晶が2段ずつしか見えない「書院」で(分かるかな~!?)お知らせや、プログラムらしきものを作りコピー屋さんでコピー。
このコピー屋さんって言うのが時代だね~。
ま、当時はそんなこんなで、お知らせやプログラム作るのも一苦労でした💦
ところが今はPCとプリンターがあれば自分で作れる時代に。
良い時代になりましたよね~♪
プログラム作成
今年のプログラムはクリスマスらしくカラフルに🎄
左は生徒紹介冊子(詳細は下部に)。右がプログラム。
自宅のプリンターでも作れるようサイズはA4。
紙質は今回光沢紙にせず厚紙画用紙に。
なんと、ダイソーで購入(コスパにビックリ😳!)
今回は生徒紹介冊子にコストをかけたので、プログラムは出来るだけ安価に抑えました。
例年だったら、生徒の数×3倍のプログラムを印刷するけど、今年は、家族のみと言うことだったので、1家族に2部ずつと少なめです。
プログラムの順番
発表会を開催される先生だったら、皆さん悩まれるのが演奏の順番。
だいたい考えられるのが
*学年順
*名前順
かな?
私も当初(と言っても1980年代初期)の発表会は何も考えず(苦笑)学年順でした。
でも、1987年初版発行、大村典子先生の(私のバイブル書!)「エンジョイザ発表会」を読んで大大大衝撃😱
「こんな楽しい発表会が世の中にあるんだ!!」
それからは、演目やプログラム順に趣向を凝らすように大改革!
特にプログラム1番は
*度胸がある子
*発表会で演奏の経験がある子
*元気な曲を弾く子
を毎年慎重に考えて、発表会約1ヶ月前のレッスンで
「今年のプログラム1番、あなたに決めました!👏大切な役なのでがんばってね♡」と伝えます。
選ばれた子は、恥ずかしそうに、でも「大役」に選ばれて嬉しそうにはにかみながら「ハイ♪」って♡
発表会がある月のレッスン便りにも大々的に「今年のプログラム1番は◯◯さんです!」と発表します☺️
プログラム1番って、できれば避けたい順番ですよね?
大村典子先生の本にも書いてあったけど
1番の子がこけると(失敗)次の生徒もつられるように「あらら…」って
親亀🐢こけたら皆こけた状態😳💦
ってことになりかねないから、先生の本を読んでからは、慎重に1番の生徒を選んでいます。
そうそう☝️1番に1回なった子は、もう1番にはならないってルールもずっと守ってます。
さてさて、1番が決まってしまえばあとはちょっと楽。
今年はコロナのせいでイレギュラーだったけど、
発表会は毎回3部構成。
1部ソロ
2部初めてステージの生徒
「リトルピアニスト」
3部アンサンブル
1部の順番も、名前や学年順ではなく曲重視の順番。
ざっくりだけど、前半が低学年(小3年生まで)、後半が4年生以上を基盤に
いわゆる曲想の「緩急」で決めてゆきます。
激しい曲の後は、静かな曲とか、
速い曲の後にゆっくりの曲➡元気な曲➡悲しい曲➡またまた激しい曲
のように。
そうすると1曲1曲が鮮明に際立って、比べることなく楽しむことができます♪
1部の最後は、聴いている人の耳に残るので、そこも慎重に、大曲が弾ける生徒を選びます。
最後に選ばれるのも、生徒は心密かに期待してるみたい♡
ソロのあとはしっかり休憩して、リトルピアニストの出番です。
小さな子供たちが短い曲であっと言う間にステージから消えないように(笑)、益子祥子先生の「お話組曲」を参考に、自分で作ったお話組曲をしてましたが、今年はコロナの影響で連弾がNG😓
残念ながらお話組曲は泣く泣く諦めることに😭
ちなみにお話組曲では、物語に沿ってこども達が演奏します。
たとえ短い曲でも演目の間はずっとステージに控えているので、あっという間にステージから消えてしまうってことがないんです👍
あ~、今年もお話組曲したかったな~。
生徒紹介冊子
いつごろからか、プログラムに生徒の紹介を入れるようにしたんですね。
ピアノレッスンって個人なので、発表会でやっとみんなと会えるのは嬉しいけど、誰が誰なのか名前も学年も分からない😶?
ってこと、自分が子供の頃よくありました😅
で、そう言うことがないように、写真と自己紹介記事を入れるようになると、横のつながりができるだけじゃなく、皆さんプログラムを大切にするようになったんです👍
(そりゃそうですよね〜。皆んなの写真が載ってるから簡単に捨てられないですよね~)
で、今年は全員集まって発表会ができないかも、と言う懸念もあったので(実際には全員一斉にできました♡)
「生徒紹介冊子」にちょっとコストをかけてフォトブックにしました。
*コピー用紙と違い、用紙が光沢紙で厚くしっかりしている。
*フォトブックなので色が奇麗。
*記念品の1つ。
ただし、ネットで注文するまでの編集はちょっと面倒でした💦
ここに書くと長くなりそうなので、気になる人はメール下さいね📧
後から気付いたんだけど、フォトブックの中にプログラムも編集すればよかった😩
次回はそうしよう👍
継続表彰の賞状
発表会で継続表彰をされている方も多いと思います。
3年、5年、10年とか?
でも私の発表会は、毎回出演することに意義がある、と思っているので、発表会に出るだけで賞状がもらえるんです。
賞状には
*ピアノを始めた年月日
*今年の発表会で演奏した曲目を記載します。
サイズはA4
表彰式はしないけど、今年はミュージックベル🔔の後に、初出演の生徒から、継続年数に合わせて全員の名前をひとりひとり、演奏を思い出しなら読み上げました。
応援メッセージ
これも益子祥子先生の発表会で教えてもらったことの1つです。
演奏を聴きながら「応援メッセージ」を書く📝
実は、この「聴いて書く」作業が凄く良い効果を出しているんです✨
私のレッスンノート📓の中に、毎回おうちの人から書いてもらう「応援メッセージ」と言う欄があるんですね。
そのおかげか、メッセージに読み慣れしてるんです。
*〇〇をよくがんばりましたね。えらい!
*音がすごくきれいになってすばらしいよ
*さすが~、練習の成果が出てるよ♪
などなど、親が書いてる応援メッセージに。
そのせいなのかなー。メッセージの文章書きもみんな実に慣れているんですね☺️
読み書きがまだ幼児科の生徒さん以外、全員書いてます📝
生徒だけじゃなく、保護者の方々も、みんな静かに演奏を聴きながら、カキカキ📝😊
書いて頂いた「応援メッセージ」は、ひとつずつ切り離して、レッスンノートに綴じれるよう台紙に切り貼りし、本人に渡します。
第39回の発表会のブログの後半に、応援メッセージの作り方を書いてるので
興味ある方は読んでみて下さいね👇
「応援メッセージ」
記念品
今年の記念品はクリスマス🎄チョコレート♡
これに発表会のCD(後日渡し)とミュージックベルで使ったサンタの帽子🎅。
今回は、発表会で渡すものが入っているクリスマスの袋を、ステージの前面にディスプレイ✨
コロナ禍で開催したピアノ発表会のまとめ
やっぱりかなり神経使いました😅
緊急事態宣言がまた出たらどうしよう…?
感染者を出したらどうしよう…?
保護者に理解してもらうにはどうしたらいいんだろう…?
でも、全ての疑問に必ず答えはどこかにあり、想定しながら段取りしてゆけば、こどもたちの夢は必ず叶えられると言うことが分かりました。
前回(3月)、何の対策も出来ず、ずっと頑張ってきた生徒の苦労を、突然「中止」にしてしまった悔しさ。
あの時は仕方がないと言えばそうかもしれないけど、やはりコロナに対しての知識、情報が全くなかったから何もできずに終わらせてしまったんですよね。
今回は、全国の先生から情報を得たり、コロナ感染に対する知識や予防、回避策、ありとあらゆることを考えて準備してきました。
たとえ、会場が使えない事態になっても、がんばって練習してきた生徒の努力を無駄にさせない対策もしっかり考えました!
発表会後、保護者の方からもらったメールに
📩
コロナ禍の中で様々な対策を考え、子供達が安心して発表会に臨めるよう準備して頂き本当にありがとうございました。子供達にとっても、あのような大きな舞台での演奏は大変いい経験になったと思います。本当にありがとうございました。
📩
感染が拡大してきてヒヤヒヤしましたが、無事に開催できたこと、本当に良かったです。先生のさまざまなご対応に心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
📩
昨日の発表会、とても素敵な時間を家族で過ごせました。ありがとうございました。
新年からのレッスンを娘とともに楽しみにしております。
📩
成長した姿を見る事ができ感謝しております✨
今年は行事が全くなくて、今日が最初で最後の貴重な発表会となりました。ありがとうございました😊
📩
発表会は例年にはないクリスマスという季節ならではで皆に印象に残る発表会になったと思います。
ご指導及びご準備、大変ありがとうございました。
ご理解とご協力して下さったご家族の皆様には感謝の言葉しかありません。
無事に終わって良かった♡何事も無くて良かった♡
本当に、本当に良かった♡
2020.12.23
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