平尾5丁目のピアノ教室

2019.4.17 ピアノレッスン

「4歳から80代まで」

 

下は年少の4歳から、社会人はもちろん、リタイヤされたシニア世代から80代までの方が「あこがれのピアノが弾きたい♪」と夢を叶えるために通っています。

こどもピアノレッスンでは4つの基本を大切に、拍子感、リズム感、音感、そして読譜力を楽しみながらレッスンしています。

大人のレッスンでは、好きな曲を好きなスタイルで、「細く長く」生活時間に負担のかからないペースで余暇を楽しまれていま

す。

基本が身につく幼児期のレッスン

未就学児の4歳から6歳は、一見難しそうな音楽の基本である「拍子感」「リズム感」「音感」「読譜力」を楽しみながら全身で学習できる時期です。

拍子感は音楽に合わせ身体を動かすことで、体育やダンスが好きになる子もいます。リズム感は音楽に合わせて早期から打楽器を使うことで合奏が得意になる子もいます。音感に関しては特別で、音を聴いただけで音程が分かる学習能力が身にき、演奏することもできます。また、第3の言語と言われている音符が読めることで、学校の音楽はもちろん、初めて見る楽譜でも様々な楽器で演奏する力が身に付きます。

このように、音楽の基本を幼児科の間に身に付けると一生抜けない「力」が身につくと言われています。

当教室では、この幼児期に楽しみながらしっかりと基本を学習し大人になっても楽しめる「音楽」をレッスンしています。

「細く長く楽しむ大人のレッスン」

 

こどものころ習っていたけど、練習が嫌で辞めてしまったり、進学のために諦めたり、レッスンを受ける機会がなくずっとピアノ演奏をあこがれ続けてきた人たちが忙しい時間の中から自分の時間を見つけ、自分のスタイルで通ってらっしゃいます。

ずっとあこがれ続けたショパンの「子犬のワルツ」にベートヴェンの「エリーゼのために」。「乙女の祈りも素敵です。また、クラシック以外のポピュラーピアノ。中島みゆきやサザンがピアノで弾けたら、ユーミンの曲を弾き語り出来たら。今時必ず楽譜に書いてあるコードネームの意味が分かったら!?などなど。大人の方のピアノスタイルは様々です。

そんな大人のピアノレッスンは、たとえ初めての方でも「好きな曲」から始めます。

もちろん、音符が読めない・指が動かないなどいろいろありますが、今できることをレッスンで探します。好きな曲にちょっとでも触れることで、ずっと忘れていた「わくわく感」が出てきて、忘れていたがんばる力が湧き出てきます。

それでも、やっぱり大人の方は仕事や家事、そして子育て優先で時間がありません。必然的に自分の余暇は後回しになることがしばしばです。

そんな中で「練習」となると、あんなにあこがれだったピアノもただの「負担」になってしまいます。

大人のピアノレッスンでは、練習できていなくてもいいんです。ピアノレッスンに通うだけで何か新しいこと拾って帰って下さい、といつもお伝えしています。

ピアノレッスンは、演奏以外の音楽の楽しみ方やピアノにまつわるエピソードなど、今まで知らなかった知識が満載です。今できることを一緒に演奏(アンサンブル)する楽しみもあります。

好きなピアノを「練習」と言う重荷で諦めないで下さい。せっかく好きで始めたピアノです。細く長く楽しみましょう♪

「表現力が増す小学時代」

  

基本がしっかり身につくと、おのずと演奏力もついてきます。練習することが楽しい幼児期の間に基本を身に付けたこどもたちは、小学生になっても練習の習慣が身についています。

また小学校に上がるこの時期は、体力的にも筋肉が発達し、ピアノを弾くための筋力が備わります。

特に背筋から二頭筋、そして指の筋力が付いてくると10本の指が自由に動くようになるので、様々な弾き方が出来るようになり表現する音楽性が引き出しやすくなります。

身体的の他にも、本を読むことで表現力や想像力が増します。友達との遊びが広がることで感情表現も増えることでしょう。

このように小学時代は、技術面でも感情面でも演奏に欠かすことができない「表現力」を豊かにすることができる大切な時期です。

学校では無口でも、演奏をすると家族も驚くほどの感情表現をすることもあります。

このように私のレッスンでは「カウンセリングレッスン」と題して、「この曲をどう思う?」「どう弾きたい?」「どんな物語だと思う?」など、こちらから一方的に表題を求めるのではなく、こどもたちの気持ちを大切に「音楽性」を引き出してゆきます。

「個性が広がる10代」

基本と音楽性が身に付きある程度弾けるようになると、音楽に対する嗜好性&指向性(好き嫌い)が出てきます。

私の生徒は大体10歳くらいから作曲家や曲の好みが出てくるようです。

優美で華やかなショパンの曲が弾きたい子

ダイナミックで動きの速いベートヴェンが弾きたい子

また、ゲームで流れていた曲が弾きたい子

お母さんがテレビでよく見ている挿入歌を弾いてみたい子

などなど

あげたらきりがありませんが、これが私の求める「音楽を楽しむ」ピアノレッスンです。

「一生楽しむ音楽のために」

幼児期に音楽の基本をしっかり学び、小学時代に表現力を身に付けておくことで自分の好きな音楽を一生楽しむことができます。

10代で自分の音楽を見つけたこどもたちは、大人になっても音楽を通してピアノを楽しむことができるでしょう。

私のピアノレッスンにはいつか必ず来る「修了式」がありますが、こどもたちが身に付けたピアノに終わりはありません。

きっと様々な形で一生音楽を楽しんでくれることでしょう。

1981年から39年間。レッスンを続けて行き着いた、これが私の求めるピアノレッスンです

1963年、3歳から始めたピアノ。今年で…!?

2019.2.11 自分の音楽のこと

音楽を楽しむまでの長い道のり

1963年3歳でオルガン教室に通い、鍵盤弾き続けて今年で(2019年)で56年(長ッ!😳)
*さて私はいくつでしょう(#^^#)

全くもって大した鍵盤弾きじゃないけど、1度も音楽の道から外れなかったことだけは自信をもって言えるようになった自分の音楽人生。
様々な道程はあってもずっと鍵盤を弾いて来た私のプロフィールを兼ねた自伝を書いてみました。
以下長文です。

良かったらお付き合い下さい♪


 

子供の頃は人並みに「ピアノを弾く人」に夢がありました。
練習を続けたら、自動的にピアノの先生もしくはピアが弾ける人になれる♪ と思っていました(笑)。

 

高校卒業後は音大(短大)のピアノ科を目指し、朝から晩まで音楽の授業が受けられる幸せな日々…、のはずが、そこはやはり20代のうら若き(?)女子学生(笑)。
授業を抜け出し インベーダーゲームにはまり 、放課後はディスコへ♡
青春を謳歌する毎日です(^.^)


で、肝心のピアノは、と言うと「楽しむ」からほど遠く「必須科目」として消化する毎日でした(涙)

 

ピアノを仕事にしようと思ったのは卒業間近の冬。


その当時まだカラオケが主流じゃなかった時代。仲の良い友人がブライダル(結婚式)で「歌伴奏」をする仕事をしていました。
実は中学のころ、兄の影響でフォークギターを楽しんでいたおかげで「コードネーム」をピアノで独学。これがこの仕事で大いに活かされました。
と言うか、そのコードネームを理解していたおかげで私のピアノ人生&音楽人生は大きく変わった、と言っても過言でないかもです☝

 

 

クラシックから大きく外れた音楽時代

1983年(23歳)になると、平日は実家でピアノレッスンを、週末はブライダル演奏と仕事に明け暮れる毎日。

ただ、その頃のブライダルは電子オルガンが主流で、ピアノ上がりの私には両手両足を動かすなんて至難の業💦
しかも、ブライダルの歌伴奏は殆ど歌謡曲&演歌!
多少のコード演奏ができるとはいえ、バイエル、チェルニー、ソナタ上がりの私には、リズム、コード、フレーズ全てが未知の世界!!!

ただこの時の経験のおかげで演歌の独特なリズムと歌謡曲のフィル・イン(フレーズ間を埋めるメロディー 別名「おかず」とも言う)を思いっきり叩き込まれました(笑)

そうこうしているうちに、これまた兄の影響で、とあるレコーディングに首を突っ込み、そこへたまたま顔を出したらライブハウスのオーナーが
「君、キーボード弾ける?」
と一言。

キーボードがどんな世界か(当時はやっとYAMAHAのDX7が出たばかり)、バンド演奏がどんなものかも全くわからない私は満面の笑顔で「ハイ♡😁」と一言。
何とこれが、私の苦難の人生の始まりでした…!😂

この時わたくし、26歳。

全く何の知識もなく未知の世界のライブハウスに飛び込んでしまったのです…。


今だから言うけど

身の程知らずの大バカ者

でした(😭苦笑)



だいたい今までバンド演奏なんて全くしたことないのに、いきなりアメリカンロック、カントリー、ブルースって何!?って世界に飛び込んで演奏しろって、そりゃ無茶苦茶でしょう!?
それもお仕事で😱💦💦💦

ふつうは、学生時代にたしなんだバンド時代があって、それが仕事につながるのがミュージシャンの道のり。
ちょっとコードが分かって、ちょっと両手がバラバラに動くってだけでその世界に入るなんて

無謀すぎる!
無謀すぎる!!
無謀すぎる!!!

実は、これまた兄の話なんだけど
兄は学生時代バンドをしていたので、お客として長年バンド演奏を観てました。
観てましたが
観てるだけで演奏経験はゼロ!
ゼロ!!
もう1回言うけど
ゼロなんです~~~😭💦


 

バンド時代の始まり

今でも忘れられないステージがあります。

1987年頃だったかな~。

初カントリーのステージで、電子ピアノを弾くことになりました。(なぜかシンセじゃなかった)
コードはせいぜい4~6種類。決して難しくはない👌
しかし、心の中は「カントリーって何だ…!?」と必死でつぶやいていた😅

演奏始まって、とりあえずバッキングだ~!「ブンチャッ!ブンチャッ!」って弾いたかどうかはよく覚えてないけど、突然ヴォーカルの彼が私の横にやって来て
「うるさーーーい!!!」
と叫んでボリュームゼロにした😶😶😶

ボリュームゼロ

ボリューム…

音ナシ…


ま、それ以上何も言うことないけど、それが私のデビュー間もないステージでした。

ハイ…。

 

それでもピアノレッスンを忘れない

1990年

夜はライブハウス、昼はピアノの先生と言う二刀流で駆け抜けた30代。
それプラスブライダルも掛け持ちしていたから、その当時弾いてた音楽のジャンルはピアノレッスンでクラシックや子供たちが好きなピアノ曲。
ライブハウスではアメリカンロックやカントリーに加えて一番苦手なブルース💦
ブライダルでは歌謡曲の歌伴奏かと思いきやヒーリングミュージックだったりポピュラーピアノだったり…。

好きで始めた「ピアノ」だったけど、今にして思えばただ手を動かして「弾くだけ」。
楽譜があるから「弾くだけ」。

もう1回言うけど
弾くだけ…😔

本当に心から楽しんでいたのかどうか、細かいことはただただ忙しくて記憶にない30代でした。。。(悲)

 

好きな音楽を求めて

2002年42歳。
ちょっとしたきっかけで、今までと全く違ったジャンルのライブハウスで演奏することになりました。
もちろんお仕事です。
それも毎日、毎晩3~4ステージ。
全国にツアーに行くくらい老舗のライブハウスでの演奏です。

で、そこで出会った音楽が

「GS」…😶?

「ジーエス・・・???ガソリンスタンド!?」の分けないか(^^;

昭和40年代に流行ったグループサウンズと、ギターのテケテケサウンドでおなじみのベンチャーズ。

「知らな~~~い💦(泣)」

 

またやってしまいました😭
無謀なチャレンジ。

今まで聞いたことのないバンドの音楽。
ある日とうとうドラムさんから

「junkoさん、俺たちの音聞いてる? 周りの音、聴いてる・・・?」
と静かな声でひとこと。。。

その瞬間サ~~~ッと全身の血が弾いてゆく音が聞こえた・・・😨、かどうかは覚えてないけど砂漠のど真ん中にひとり置いてけぼりにされたようにしばらくぼ~~~ッと突っ立ていたのを覚えています。

それから
あ~でもない、こ~でもないと試行錯誤、五里霧中、暗中模索を経て約6年。

「あ、私の音♡」と、思える「とき」がやっと来たんです✨
バンドの仕事を始めたときから数えると25年くらいかな。。。

 

その「とき」がくるまでの25年間は
弾いても弾いても自分の音が好きになれず
聴いても聴いても自分の心に響かず
弾いて聴いて、聴いては弾いて…、その繰り返し。
時にはヒステリーになって部屋のタンスを投げたことも(笑)。
👆これホントの話。
(なんでタンスだったんだろう^^;)

 

それからしば~~~らくして、ある人が

「凡才も、1万回練習したら天才と同じ音が出せる

 

そう「私の音♡」を見つけたあのとき

きっとあれが同じ曲を毎晩毎晩ステージで弾いて多分1万回目だったのかな(笑)?

あのときのあの瞬間のフレーズは、いまでも何の曲のどのフレーズかはっきり覚えています✨

 

私の音

いっぱい悩んで、いっぱいタンスを投げて(笑)、行き着いた40代後半。演奏していると天から音が降って来るような感覚。

ちらちら降る粉雪のように、次に出したい音が、私が弾く0.1秒前にふわっと降って来くる。
不思議なんだけど「降る」っていう表現がピッタリの不思議な感覚なんです。

その音を無心でキャッチして弾けたとき、「あ、私の音だ♡」って感じて、つい口元がニンマリ😊

その音はとびきり上手くも凄くもないけど、私が産んだ?
「私だけの音」って感じで、その瞬間全身の毛穴がボワ~~~ッて広がるんです(笑)

 

自分の音を求めて

紆余曲折あったけど、タンスは投げても(まだ言ってる^^;)音楽を投げだしたことは1度もなく

好きなピアノが一番嫌いっていう時期もあったけど、ピアノから離れた時も一度もなく

飛び切り上手くも凄くもないけど、時々自分の音が好きで時々自分の音が大嫌いだった(笑)

 

それは今でも、そしてこれからもずっと同じで、自分の音が好きになったり嫌いになったりしながらきっと人生の終わりが来るときまで、ず~~~っと自分の音を探し続けているんじゃないかな~♪

 

今の音楽人生

私の演奏も随分進化。
今では好きなジャンルの好きな場所で演奏するようになりました😊

現在の私の活動はこんな感じ👇
「私の演奏活動」

私の音楽人生は紆余曲折、色々あったけど、
1981年から始めたピアノ教室は1度も休むことなく、今まで続けて来れたこと。
これが一番の喜びかな♡

♡ ♡ ♡

長々とお付き合いありがとうございました♡
(2019年2月11日著)

 

 

 

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