ピアノの振替レッスンについて

ピアノレッスンにおける振替レッスンは
お教室ごとによって規約があるので
どれが良いのか一概には言えませんが
私のピアノレッスンでの振替についてお話ししたいと思います。

先ず、ネットで「ピアノ 振替レッスン」で検索すると
たくさんの書き込みが出て来ました。

できるだけ振替レッスンをしている
理由→自分(講師)も振り替えてもらう時があるから

生徒の都合による当日欠席は振替なし

病気・怪我・忌引きは振替有り

などなど。

 

☆振替有りのお教室では
保護者と相談しながら随時振替
明白な理由があるときのみ振替
年に2回(回数は教室のよって様々)振替可能

★振替なしのお教室は
事前に(体験の時など)で説明
または規約やお知らせで定期的にお知らせをしている
振替代金(¥1000~教室によって様々)を頂いたときのみ振替する

☆彡保護者の意見も調べてみると
振替がないと分かって他の教室に代わった
子供が病気するのは当たり前。だから振替があって当たり前
こちらの都合で休むので無理は言えません
振替に規約があることを知らなかった
お金を払っている以上常識の範囲内で振替はお願いしたい=振替は助かる

保護者の意見の言葉は違っても
やはり皆さん「振替希望」をされる方が殆どでした。

 

じゃ、なぜ講師側と保護者側に食い違いができるか?

そこを調べてみると
殆どが

告知不足

が原因のようです。

 

お教室によって様々な規約や方針があるので
どれが良いとは言えませんが
告知不足で講師側と保護者側に「不信感」が募るのは否めません。

その理由を調べてみると
その殆どが「教室の規約」にあるようです。

 

私の時代(昭和40年代ね^^;)ピアノの習い事は
Face to Faceで親と先生の信頼も厚かったように思います。

そのせいか、
紙面による規約は一切なかったような気がします。

お休みしたこちら側が悪いのだから振替などない。
先生が「では〇月〇日にお越しください」と言うのをじっと待つ。

私が習っていた先生はそんな感じでした。

そのせいか、1980代のひよこ先生の時代は
お休みの電話があると、何とか空いている時間に振替る。
全く空いていない時は電話で「申し訳ありません」とひたすらあやまる。

今では考えられないけどメールがない時代。
face to faceではないけれど
voice to voice(?)でお互いの感情をくみ取りながら交渉していたような気がします(苦笑)

 

原則として振替レッスンは致しません


さて、時は移り変わり
生徒も新旧交代しながらそれなりの生数をこなすようになると
口頭だけでは処理できなくなりました。

そこへグッドタイミングで世に出てきたのがパソコン💻✨❢

ワープロで作っていた時代もありましたが
作る速度が違う!
プリントアウトが簡単!
何と言っても
受け取った側(保護者)がビジネス文書として受け止めてくれる!!
👆これかなり大きかも

このように
個人企業には必須アイテムのパソコン。
実はこれのおがげで自分の教室の規約や紙面が発展したような気がします。

 

話がそれてしまいましたね(^^;

当教室では体験レッスンの時に

「原則として振替レッスンは致しません」

とご説明します。

 

体験レッスンでは、当教室のお約束やレッスン理念などをまとめた10ページほどの冊子を(と言ってもプリントアウトして綴じたもの)を
全員にお渡ししています。

 

その中に
「原則としてお休みした時は、事前にお知らせを頂いても振替致しません。
病気や忌引き、学校行事など事前に決まっている行事は早めにお知らせ下さい。」

と赤字しっかりと書いています。

ただし、どうして振替がないのか
原則とはどういう意味か
体験の際にきちんとお話をして理解して頂いています。

(下記参照)

 

「ピアノレッスンのしおり」ができるまで


ひよこ先生時代
「お月謝を頂いているのだからお休みしたらちゃんと振り替えてでもレッスンしなきゃ!」
と言う熱い思いで(当時かなり熱血先生だった!)
お休みした生徒のレッスン枠とは別に時間を割いて
振替をしていました。

しかしその理由は
病気=元気になったら振替てでもれっすんしたい!
祖父母の葬儀=もちろん仕方のない事情。
法事=日程早くに分かっていると思うけど…。
旅行=個人の事情…?
買い物=レッスンの日に…!?
挙句の果ては子供が行きたくないと言ってるから=(絶句)
いえいえ、本当の挙句の果ては

保護者のウソ

私は、個人の都合で来れないからと言う理由のため
必至で時間を割いて振替レッスンをしていたんです😓

 

やっと目が覚めたのは保護者の理由なき理由(後に嘘と判明…)で振替をした時。

「あ、規約をきちんと作って説明していなかった私が悪いんだ」

当時はまだワープロだったので
確かB5サイズの紙面に
「レッスンのお約束」と題して

年間のレッスン回数
レッスンに遅刻しないこと
爪を切ってくること
月謝のこと
そしてお休みした時の取り決めを
箇条書きで書いてお渡しした記憶があります。

ただ、その時はまだ体験レッスンなどない時(😱ヒェ~💦)

新学期に毎年渡していたような(いなかったような^^;)そんな時代でした。

 

そんな曖昧な時代を経て
パソコンと言う武器を片手にビジネス文書もどきの紙面を作り
教室の問題点を集約し、それをお約束として文書にし
「れっすんのしおり」が完成しました。

体験時には10ぺーじのしおりをお渡しし
入会後は、毎年新年度に
その中の「ピアノレッスンのおやくそく」(B5サイズで3枚)を
毎年更新しながら全員にお渡ししています。

 

振替レッスンをするということは


ここは、ピアノを習ってらっしゃる保護者にぜひ読んで頂きたいところです。

体験レッスンを経て、または口頭のお約束を経て(教室によって取り組みは様々なので)
そのお教室に入会すると同時に、
殆どが個人レッスンのため「何曜日の何時」と言うレッスン時間が決まります。

実は、私たちピアノ講師は
教えることにも情熱を注ぎますが
「時間の縛り」
と言うものが根底に流れていることも忘れないでほしいのです。

決められたお時間に来られなかったので別時間にレッスンをしてもらいたい

と言うことは

レッスン枠を二重に作るということです

このことにお気付きにならない方がいらっしゃるので
体験レッスン時にご理解頂けるようしっかりお話しさせて頂いております。

 

「原則」として行う振替レッスンとは?


さて、結局私の振替レッスンはあるのかないのか?
と問われたら「あります」と言うことになります。

ただし前述している通り「原則としてありません」と言うことです。

*原則とは
特別な場合は別として一般に適用される根本的な法則

つまり特別な場合だけ適用しているということです。
じゃその特別な場合とは?

この線引きは教室によって、また諸先生方によって様々ではないかと思います。

私の中では
「子ども自身、またはご家庭で処理できなかった不測の事態」
と言う風に考えて線引きしております。

前述したように
二重のレッスン枠を作ることは料金が発生することにもつながりますので
私の教室では控えさせて頂いております。

かと言って、不測の事態で子供たちのレッスン意欲を削ぐこともしたくありません。

そこで私のレッスンでは

レッスン枠の中で別の生徒が休んだ空きレッスン枠
先にお休みの連絡を頂いた生徒のレッスンを行う

それともう1つ、空き枠がなかったり、その枠に都合がつかなかった生徒は
春、夏、冬の休みを利用して
一斉振替レッスン」を行う。

この2点のおかげで振替レッスンが上手く起動しています。


振替レッスンをするということ


今日
夏季の一斉振替レッスンが終わりました。

4月から先週までにお休みした生徒に時間指定でのレッスンです。
レッスンの日にちは新年度に既に告知。時間の連絡はほぼ1ヶ月前。

低学年が早い時間、高学年が遅い時間など、ある程度その生徒の諸事情を組みながら時間を組んでいるので
都合がつかずに欠席する、と言う生徒は殆どいません。

また、新年度にその年度の振替日を事前連絡しているので
一斉振替日を空けてもらっておくことが事前に出来ます。

そのせいか、急な欠席でも保護者のメールには
「申し訳ありません。本日〇〇の理由でお休みします」と書かれているだけで
振替に対する不安や要望のメールもありません。

 

振替レッスンについていろいろ書きましたが
教室や講師の方々によって考え方は様々なので
答えが1つと言うことはありません。
が、私の教室では

空き枠の再利用
季節ごとの一斉振替

を行うことで問題も起きず年間のレッスン回数もきちんとこなせるようになりました。

最後に、私が季節ごとに年3回行っている一斉振替ですが、もちろん料金を頂いておりません。
友人に言わせると無料奉仕?と言われたこともありますが

「欠席のせいで子供たちのレッスン意欲を削ぐことはしたくない」
「レッスン料をもらっているのに何も形が残せないレッスンはしたくない」

という事で、私のレッスン理念が貫き通せるこの形が私には一番あってるように思います♬

あくまでも
「原則として振替レッスンはありません」
です🤗

 

 

 

 

未分類, ピアノレッスン, ピアノ教室

2019.7.29

コメントはこちらからどうぞ


TOP