グループ学習

年6回、ピアノのレッスンとは別に、小学生を対象にグループ学習を行っています。

グループ学習の詳細はこちらをご覧ください。
過去の「グループ学習」ブログ

 

今回行ったのは「リズム学習」

入会間もない生徒から、数年習っている生徒までが一同に集まり
リズムについてみんな楽しく学びます。

学年もグレードも違う生徒を
どのようにグループ学習しているのか?

セミナーをしていると
そのような質問をよく受けます。

今回のブログは
ピアノの講師目線で
グループ学習をどのように開催し
学年もグレードも違う生徒を
どのように一同に学習するのか、にフォーカスして書いてみたいと思います。

 

➀グループ学習の準備

事前準備として

➀日程決め
②お知らせ
③出欠
④進行表(カリキュラム)
⑤必要なものの準備
⑥当日準備

が挙げられます。

今回は5月末に行って「リズム学習」に焦点を絞ってお話します。

 

グループ学習の準備 ➀日程決め

日程は、1年前から保護者にお伝えします。

毎年配布するレッスンのノートには
予め年間行事と日程を載せています。

 

セミナーでは
「事前に保護者や生徒の都合を聞かないのですか?」と質問を受けます。

答えは
「聞きません」です😅

全てこちらの予定に合わせて頂いております。

なので、
もちろん欠席される生徒もいます。

うちのレッスンは
ゆとりレッスンもグループ学習も
基本「任意」ですが、
「レッスンの一環ですので必ずご出席ください」と体験えっすんのときからお伝えしています。

 

グループ学習の準備 ②お知らせ

今回のお知らせはこちら

実は、事前にレッスンノートでお知らせしていた日程が変更になりました。
もちろん、1年前にお伝えしている日程ですので
変更もありますが、
その時は
全力で謝罪(笑)
1分でも早く保護者に日程変更をお知らせします。

でも、日程変更
年に1回あるかないか。
できれば全くないほうが好ましいです。

今回は
私の法事と、学校の運動会の日程が重なったので
変更になりました。

 

グループ学習の準備 ③出欠

以前はお知らせに出欠のキリトリ紙面を作っていましたが
このご時世
webを使わない手はありません☝

私はGoogle派なので
Googleフォームを使用。

1.生徒名

2.出欠の有無

3.グループ学習でお尋ねになりたいことがございましたらご記入ください。

と毎回こんな感じで保護者用のグループLINEに貼り付けます。

〇月✖日まで

の期日は必須です。

 

グループ学習の準備 ④進行表(カリキュラム)

こちらが進行表です。
P2下部は生徒名が載っているのでぼかしました。

これに、パワポで作った画像をテレビ(リビングがレッスン室なので大型テレビ有)に映してます。

パワポの内容

小さくて見えないですよね😅
全56ページ

画面を見ながら学習を進めると
全員集中するので効果的です。

 

グループ学習の準備 ⑤必要なものの準備

生徒に持って来てもらうのは
レッスンノートのみにしました。

部屋が狭くなることもあるし
忘れ物で時間を割くのももったいないことですしね。

さて
講師側が用意したのは
4グループ用にリズムカード4セット

それと2/4,3/4,4/4,6/8の拍子カード

リズ宇カードは
1枚すべて1拍で名刺サイズになっています。
オリジナルで作ったカードなので市販はしていませんが
リズムカードの使い方セミナ―を受けた方に1セットついて来ます。

その後は1セット¥1000で販売しています。

個性のある(笑)カードなので
必ず「使い方セミナー」をお願いしています。

さて、
自分のセミナーのことは今回省いて
グループ学習の続き。

この他に
こども達のモチベーションをあげる
賞品も毎回欠かせません😆

  

小袋は出席者全員に
「コアラのマーチ」は優勝グループに🏆✨

 

グループ学習の準備 ⑥当日の準備

今回人数が多かったので
4グループにしたのは良いけど
机が4つ揃わなかった💦

テレビモニターがこれ。

机には
全員分の名札を置いて
養生テープで胸にくっつけるようにしています。

学年や学校が違っても
お互い名前で呼べるよう
苗字は漢字だけど、名前は全員ひらがなです。

 

一同に学習するということ

🔶グループ学習の効果を最大限に使う

ここでやっと今回の趣旨

学年もグレードも違う生徒を
どのように一同に学習するのか

についてお話します。

 

その前に
グループ学習で大切にしていることがあります。

分かる生徒は
分からない生徒に教える優しさをもつこと

分からない生徒は
分かる生徒に尋ねる勇気を持つこと

です。

よく、
分かる生徒が損をするのでは?
と言う質問を受けます。

分かる生徒が分からない生徒に教えるには
細やかな語彙力と理解力が必要です。

誰かに教えることで
分かることを更に深堀することができます。

 

分からない生徒は
「これはどうしたら良い」と言う尋ねる勇気を持ってほしいと思っています。

また、分からないと言うことが分かると言うこと
分からないことが必ず理解できるようになります。

分からない生徒は
分からないことにすら気付かないこともあるからです。

この様に
学年もできるできないの壁を越えて
お互いに教え合う学習を目的にしています。

そのために大切なのが
グループ分けです。

 

🔶グループ分けは慎重に

グループには必ず
・リーダーになる存在の生徒
・積極的でよくおしゃべりができる生徒
・お世話が好きな生徒
など生徒の特長を良く見極めてグループ配分します。

そこに
1人、または2人
初めて参加する生徒や習い始めの生徒を一緒にします。

初めての生徒は
全てを理解しなくても
周りがの手助けで、飽きることなく皆と一緒に学習します。

また、講師側の声掛けお大切です。

 

🔶声掛けは全員に

初めての参加で緊張している生徒や
学習についていけない生徒には
常に目を配り声掛けをします。

「大丈夫?」
「どうしたら良いかわかる?」

また、気配りの効く生徒には
「〇〇ちゃん初めての参加なの。面倒見てあげてね♡」

理解力の早い生徒には
「スゴイね✨他の生徒にも教えてあげてね」

など。

グループがひとつにまとまるよう
細やかな目配りと声掛けは欠かせません。

 

中には
はしゃぎ過ぎて周りに迷惑をかける生徒や
足癖、姿勢の悪い生徒にも
「今は大声のときな?」
「周りと同じ座り方をしてみようか?」
など、レッスンのときと同様
「?」方で声掛けをします😁

 

🔶ルールはこども達が決める

グループで学習すると、必ずちょっとした揉めごと(トラブル)が出て来ます。
そんなときはこちらから助け舟を出さず
「どうしたら良いと思う?みんなで考えて答えを出してね」
とだけ伝えます。

そう言えば、
毎年行う「音楽かるた」でも
誰が取ったとかお手付きしたとか
毎回「問題」が出ますが(笑)
決して口出しをしません。

ここでも
「みんなで考えて答え(ルール)を出してね(決めてね)」とだけ伝えます。

今回優勝したグループの参加者は4名。
賞品は上の写真の通り「コアラのマーチ」10個入り🙄

早速
「先生、みんなでわれません!」と言われましたが。
「そうね~。どうしたよいか、みんなで考えてね」と今回も、こども達で決めさせました。

どうやらじゃんけんで決めたようです(笑)

 

グループ学習のまとめ

私のグループ学習は
学年やキャリアが違ってもみんな一同に行い
みんなで助け合いながら問題を解決します。

ポイントはグループ分けでしょうか。

ピアノは個人レッスンなので中々横のつながりがありません。
「音楽」を通してつながりが作れたら
こんなにステキなつながりはありませんよね。

皆が笑顔で音楽を好きになる
そんなレッスンを続けています♡

 

グループ学習でお尋ねになりたいことがございましたら
下記フォームよりご送信下さい。

 

 

 

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2023.6.4

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