幼児科のレッスン
小学校にあがるまで、当教室では「幼児科」と呼んでいます。
小学生からが「ジュニア科」(何でいきなりカタカナ!?)😆
幼児科とジュニア科のレッスンの受け方の大きな違いは、幼児科では必ず保護者が引率することです。
安全面を考慮して、と言うのもありますが、
◆何を習ったのか
◆家でどんな練習をするのか
未就学児の生徒は「宿題」と言う習慣がないので、レッスンで習ったこと覚えて帰るのが大変ですよね。
そこで、必ず親に一緒に来て頂き、後方で(⇦ここ大切)レッスンを聞きながら、レッスンノートに
◇今日習ったこと
◇家でしてくること(宿題)
を書き留めます。
そうすることで、
習ったことを充分に家の練習で習得することができます☝
(これは小3年生のレッスンノート)
ピアノレッスン=楽しみのための学習
少し話は変わりますが、「ピアノ」と言う習い事は、好きな曲が弾けるようになることがこども達とってとても楽しい習い事です。
でも、そのためには…!
基礎学習の習得が必須となります。
(ちょっと言葉が固いかな?)
音楽の三要素
*メロディー
*ハーモニー
*リズム
このこの他に、楽譜を読み得く能力、表現力
左右、10本の指をバラバラに動かすなどなど
日常生活にはない様々な学習能力のことです。
それらは持って生まれたものではなく、毎日の積み重ねで得ることができる、素晴らしい才能となるわけです。
ここからは私事ですが、
それらを、幼児科のうちに、または小学校低学年のうち「できるってたのしい~♡」と思えるレッスンをすることが、私達講師の裁量となります。
改めてこう書くと、気が引き締まります!
と言うことで、「ピアノレッスン=楽しみのための学習」と言うことも、頭の隅にちょこっと置いておいて下さいね♪
レッスンノートの書き方
上記にもちょっと触れていますが、ピアノレッスンにレッスンノートは欠かせません。
書き方は保護者に全てお任せしています。
「大学の授業を思い出します♡」と言いながら、楽しそうに書き留めていた方もいらっしやしました♪
また、絵が得意な方はイラストを使ったり。
レッスンノート展示会を開きたいくらいです♡
基本的に箇条書きが多いようです。
それぞれのテキストで、
習ったこと
次回までにしてくること
を、ノートの左側「レッスンで分かったこと」の欄に書きます。
右側の「練習してわかったこと」の欄には、レッスンの前日に、ノートに書いたことが練習してどうだったか、お子様にお尋ねしながら
➀文字が書けるお子様は
「できた」
「ひけた」
「〇かいずつひきました」
「じょうずにひけました」
などの感想を書かせて下さい。
②まだ文字が書けないお子様は
練習したことを尋ねながら、がんばれたことに対してシールを貼らせると良いかと思います。
レッスンノートはあくまでも、お子様のノートだよ、と言う意識を忘れないよう共有します。
お家での練習
幼児科の間は弾くこと以外の家での練習がたくさんあります。
基本テキストは
- きそづくり
- みみづくり
- ゆびづくり
- はじめてのおんぷ
の4つです。
(写真2段目「きそづくり」、3段目「はじめてのおんぷ」
それぞれおうちでの練習も細かく分かれます。
お家で練習する前に、レッスンでよく使う言葉を覚えておくと便利です。
🔶ゆびタッチ
イラストや音符を右手の人差し指で(2の指)でタッチします。
このとき、タッチする、タッチしない、の手の動きがとても重要です。
🔶歌いましょう
音符で歌ったり、歌詞で歌ったり、曲によって異なります。
どちらで歌うのか、レッスンのときにしっかり聞いて下さい。
🔶グー
休符とき両手でグーをします。
慣れてきたら手を使わず「うん」と言う言葉になります。
🔶白だね、黒だね
音符の種類です。
幼児科のまだ導入の時期は、音符の名前は敢えて言いません。ただし、それぞれには長さの違いがあることを理解するため「白だね(2拍)」「黒だね(1拍)」と言う言い方をします。
🔶数えましょう
4分の4や4分の3などの拍子は、早い段階で学習します。
数字の区別が分かる生徒には、数え方を教えたあと、「4分の4だね。いくつ数えると思う?」と言う尋ね方をします。
🔶ゆ め ぴ
練習の順番ことばです。
テキスト楽譜への書き方も、文字の頭文字を〇で囲み、全てのことばを書きません。
*ジュニア科ではこの書き方を、楽譜にもレッスンノートにも良く使います。
ゆ=指タッチ
め=目タッチ 両手はお膝に。目だけで音符を追い歌います。
ぴ=ピアノを弾く
この他に
て=手隠しと言って、講師側が、歌っている楽譜の音符又は小節を手で隠します。
生徒は、歌っている音符が隠れているので、次の小節/音符を見ながら歌います。
いわゆる「先読み」と言う歌い方です。
あ=あんぷ
楽譜を閉じて歌います。基本テキストの「耳づくり」で必ずします。
り=りんご拍子(以下参照)しながら音符や歌詞で歌います。
🔶りんご拍子
当教室では独特な手たたきで、拍子叩きをします。
4拍子のときは「ひざ、て、ひざ、チョン」
ひざ=両手でひざを叩く
手=両手を胸の高さで叩く
チョン=人差し指と人差し指をクロスする
3拍子「ひざ、て、て」
練習の順番「ゆ、め、ぴ」の「り」にも書いているよに、りんご拍子をしながら音符や歌詞で歌います。
🔶リズム
基本テキスト4冊のうち、2冊が終わるとリズムをします。
いわゆる音価(音の長さ)の練習です。
当教室では、早い段階で複雑なリズム打ちをしますが、
オリジナルの「リズムことばカード」を使うので、難無くと言うより、親子で楽しみながら難しいいリズムもあっという間に叩けるようになります✌
練習時間と練習回数
例えば2段目のリズム。
音符で書くと、何が何だかさっぱりですが
「ナッツカレーコロッケいちご…」と美味しいリズムことばを言いながら手たたきすると、あら不思議😳、何と言うことでしょう(ビフォーアフター風に🤭)、こんなに難しいリズムもあっという間に叩けるようになります👍
ただし、
一定の早さや、正しい音節を指導しないと間違ったリズムを覚えるので要注意です☝
リズムことばカードについては、また別の時間にお話しますね♪
練習は生活の一部
幼児期のうちに、「練習」を生活の中に取り入れておくと、小学生になってもひとりで練習できる子になり、学校の宿題も自分で進んでする子になります。
(これは保護者も大喜びです😊)
生活の一部にするには、練習する時間帯を決めましょう。
*朝起きてする
*幼稚園/保育園から帰ってからする
*夕ご飯を食べる前にする
*お風呂に入る前/後
ご家庭によって時間の取り方が異なりますので、お子様の集中力ややる気が一番出ている時を見計らって時間帯をお決め下さいね。
(一番良いのは2番かな?)
練習時間と集中力
さて、幼児科のレッスンもジュニア科と同じ30分ですが、幼児科のレッスンはその30分の中で3~4種類の科目をしています。
そのため、1科目5~10分と言った感じです。
それら全てを毎日家で練習するのは大変なことだし、こどもの集中力が持ちません💦
幼児科の集中力は年齢+1分と言われています。
4歳のこどもだと5分です😳
かなり短いですね(笑)
あくまでも1科目の集中力です☝
音楽や楽器を演奏すると集中力の時間が伸びらしいので、様々な練習科目と混ぜ合わせると15~20分程の練習ができます。
1科目5~10分を目安に、レッスンノートを見ながら
「今日はこれとこれ」、と組み合わせ、毎回3つくらいを程よく組み合わせて練習してみましょう。。
幼児科のレッスンと練習のまとめ
如何でしたか?
長すぎて良く覚えてない…?(苦笑)
幼児科のレッスンでは
何を習ったか、
家で何をしたら良いのか
レッスンノートに分かりやすく書く
ことがポイントです☝
家での練習は
集中力が保てる時間は5~20分
レッスンノートの中から
2~3科目を組み合わせ
楽しみながら練習する~♪
もし何にも覚えてなかったら👆これだけ覚えておいて下さいね♡
2021.5.13
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